2024.09.15
AND ARCHI
失敗しない建築家との選び方とは?

「自分に合った建築家との出会い方」
せっかくの注文住宅を手に入れるのだから、建築家や設計事務所に住宅の設計をしてもらいたいという方は多いでしょう。注文住宅を検討する方の7割は建築家との家づくりに憧れるも、実際に依頼検討は約1割というアンケート結果もあったりする。建築家とか設計事務所を検索をしても数が多すぎて何を基準に選定したらよいかわからないのも事実。一つ一つホームページの中身を確認して選定していくのも膨大な時間と労力を要します。最終的には直接会って話を聞いてみないとよくわからないという結果となり、建築家との家づくりを断念する方も多いのでしょう。

「選定の基準をつくる」
では、具体的に建築家を選ぶにはどうしたら良いか?まずは、選定基準をつくることをつくり依頼先を絞り込んでいくことをお勧めします。
①資格の確認
建築は「建築基準法」という難しい法律をクリアしないと建築をすることはできません。設計図面の作成には様々なルールをクリアして、何度もチェックを重ね進めていかなくてはなりません。資格にはいくつか種類がありますが、戸建ての設計をするならば、二級建築士以上の有資格者かどうかをチェックしてみるのも良いでしょう。
②耐震等級に対する考え方はどうか?
設計は、デザイン性を重視しすぎると少し構造がアクロバティックになり安定性を欠く可能性があります。デザイン重視をしすぎて耐震強度おろそかにならないか設計者のポリシーを確認することも大切です。一般的に、耐震等級3で許容応力度計算に対応してくれる建築士が良いのでは無いでしょうか?
③温熱環境に対する考え方はどうか?
耐震に対する考え方同様、温熱環境に対しての考え方も確認すると良いでしょう?断熱材やサッシなどの建築材料の選定の仕方はもとより、周囲の環境に合わせた窓配置の配慮など快適性を考慮した設計をしてくれるか?基準としては、HEAT20G2グレード以上の住宅性能を確保してもらうことを基準とするとわかりやすいのでは。
④工務店との連携は十分か?
設計がいくら良くても、最終的に住宅を作るのは工務店の職人の手に委ねられます。工務店としっかり連携か取れている建築家でないとトラブルのもとになりやすい。住宅コストのコントロールなど連携がうまくいかないと想定外のコストが掛かってしまうということもしばしばです。
まずは、上記の4ポイントから抑えていくと失敗しない建築家との家づくりに近づくでしょう。
Editor

君島 貴史 Takashi Kimijima
andARCHI(アンドアーキ)編集長
1975年東京生まれ。横浜を中心に150棟以上の建築家との住まいづくりに携わる。デザインと性能を両立した住宅を提案し続けています。「愉しくなければ家じゃない」をモットーに、住宅ディレクターとWebマガジン「andarchi」の編集を行っています。

