2024.08.31
AND ARCHI
建築家に設計してもらうと建築費は高くなる?

「建築費を抑えるアイデア」
建築家は、設計の専門家。専門家として数多くの設計の経験を持ち、多くの施主の要望に応えてきている。施主にとって建築コストを抑えたいというのも大切な要望の一つだろう。コストコントロールをすることも建築家にとって大きなミッションだ。
上記の写真は、モリケンハウスの層の家モデルハウス。リビング階段と吹き抜けが印象的な建築写真。階段はもともと人が通路として歩く廊下的なエリアだ。リビングの外に階段を配置すれば、単なる階段もリビング階段にすることでリビングの一部として利用することがでる。階段の位置は、機能的にもデザイン的にも、そしてコストコントロールの上でも、建築家が設計する上で重要なポイントとなる。

上記は青地の家モデルハウス。廊下も多機能にすることで、省スペース化に繋がりコストコントロールできる代表的な場所。廊下幅を敢えて広くすることで、廊下にスタディスペースの機能を加えた例だ。家族の暮らし方をしっかり共有することで、個室にしないスタディスペースのあり方を模索する。ちょっとしたコミュニケーションからコストダウンの糸口を探るのも建築家の仕事だ。

玄関をリビングに取り入れた事例。基礎断熱を採用するモリケンハウスの住宅は玄関土間が冷たくなることがない。モリケンハウスの住宅性能を知り尽くした建築家の答えが、土間リビング。住まい手にライフスタイルの自由度を与える建築家のアイデアだ。リビング空間と土間空間、そして外の空間が緩やかに繋がり実際以上の開放性をつくりだしている。
上記で挙げた3つの手法は、どれも住宅性能を利用した多機能空間の解答。空間を多機能にすることで、間仕切りや廊下などを減らすことができ結果として建築面積を抑えることができる。建築面積(コスト)を抑えながらも広々とした空間を確保するのが建築家の設計の醍醐味。
参考:
https://andarchi.net/perspective/episode_033.html?builder=moriken
https://andarchi.net/perspective/episode_027.html?builder=moriken
Editor

君島 貴史 Takashi Kimijima
andARCHI(アンドアーキ)編集長
1975年東京生まれ。横浜を中心に150棟以上の建築家との住まいづくりに携わる。デザインと性能を両立した住宅を提案し続けています。「愉しくなければ家じゃない」をモットーに、住宅ディレクターとWebマガジン「andarchi」の編集を行っています。

